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| コラム０１６：PCのCPU交換 長く使っていた、P3システムを遂に、P4システムに遂に変更することにした。ますます体感速度が低下してきたことと、P4チップの周波数向上の限界が見えてきて、性能向上手段がクロックアップから、マルチコアに技術トレンドが変更されて買い時と判断したからである。 確かにCeleron（Ｐ３ベース キャッシュ２５６ＫＢ）の１．３GHからP4プレスコットの３GHに変更すればCPUクロックは２．２倍、キャッシュは４倍、メモリクロックは３．３倍になる。買う前にどの程度速くなるのか、知っておきたくてネットで調べたが、意外とデータがない。ベンチマークなどは、同じファミリのクロック差とか、1世代前のCPUとの比較、AMDとの比較が主で、Ｐ３：CeleroとP４プレスコットのように世代が離れている場合はデータがない場合が多い。 会社の同僚の意見（彼の経験からかなり速くなったとの御意見）を尊重して、2倍の性能向上を期待して変更した。以下に性能向上のデータを示す。
ＳｕｐｅｒπはＣＰＵの性能とメモリの性能がものを言い、２倍以上の性能が得られるが、ＨＤＤの性能が影響するブートは約１．５倍である。 ＨＤＤのベンチマークでは、ほとんど変化がないことを考えればこのブート時間の短縮は効果大と評価するべきである。操作感も随分改善された印象をもった。 P3システムはWinXP、Win2K、Win98、WinMeのマルチブートを使っていたが、ついに、IOボードの都合で古いOSが動かないことが多く、P4システムはマルチをあきらめてOSはWin2000一本で行くことにした。起動までの時間が速いことと、動作の安定度からの選択である。 コラム０１７：アンプを交換 使い始めて１０年以上になるマランツのアンプPM14SAが壊れてしまった。修理するか迷ったが、１０年以上使っているしここは、現在のシステムに一部不満もあるので、神さんにも言い訳が立つので買い換えを決断した。 今まで使用してきたシステムの不満点は １）DaliのMS04はかなり低音域が豊かなスピーカなので、各楽器の低音域の音程が不明瞭になることある。 ２）フォルテシモの時に、耳障りに聞こえるソースがある。 アンプで改善できるかどうかは、不明だが、お店で試聴して効果があるなら購入することにした。予算の制約からインテグレートアンプ(以下IAと略）を選択することにした。PM14SAは実売２２-３万、私の好みに合うし結構いいIAだと思っている。これより期待が持てそうなIAとなると選択肢は多くはない。好みからLUX、DENONを外したので非常に選択の幅が狭まってしまった。利用するお店にある品物の都合もあるので以下の３点に絞って試聴した。 １）マランツ PM11S1 ２）アキュフェーズ E408 ３）Krell KAV-400xi 試聴に使う曲を1枚のCDにまとめたものを持ってお店（秋葉原テレオン）に出かけた。秋葉もオーディオ店がほんとに少なくなりました。 スピーカはMS04が無いのでヘリコーン400で代用した。どのIAを選んでも問題はないでしょうが、IAの音の差をはっきり認識できた。お金があれば曲、気分で使い分けしたいところである。良い音の回答が１つしかないというのは変な話で、気分、曲でどのアンプが好みかは代わると思う。各社のアンプの個性に切り替えて楽しめるIAを作ってもらいたいものである。 私の過去の試聴の経験から再生音の不明瞭度（私の耳の独断判定基準：音の周りに付帯音がベールのようにまとわりついて聞こえる感じ）は次の順だと思う。 LUX ＞ DENON ＞ マランツ ＞ アキュフェーズ （左の方ほど不明瞭度が高く私の好みから遠い） 今回の試聴では アキュフェーズ E408 ＞ マランツ PM11S１ ＞＞＞ Krell KAV400xi 値段は安いがPM11S1がアキュフェーズより私の好みにあっていた。Krellは他の2つとはまったく異なる音を聞かせてくれた。音のまとわりつく付帯音が非常に少ない、概してこの手の音は耳にきつく響くのだがそれがなく、ソプラノの高い音も耳障りなく聞かせてくれる。特に低音は明瞭に聞こえ、ピアノでは低音弦がハンマーで叩かれているのだと改めて認識した。 自宅でさらに聞き込むと、大きな違いは弱音パートが小さく聞こえるのに明瞭であり、フォルテパートとの差が際だつところである。大音量にしてもうるさくなくほぼ今までの不満点を解消してくれた。音にうるさくない神さん、娘も違いを認識してくれて以前より良くなったのではないかとのご意見であった。 このIAは日本では輸入代理店が入るために定価50万もするが、アメリカでは実売2500ドルで販売されている。値段的にはマランツのPMSA1１S1、LUXのL507F、デノンのPMASA11、アキュフェーズのE308より下のクラスである。しかし出力を比較しても8オーム負荷で定格２００W、4オームで４００Wのパワー直線性を確保し、日本製と大きく差をつけている。日本製でパワー直線性を確保しているのは100/200Wのマランツだけである。重さは14kgで高さも90で日本製よりずっと軽くて薄い。数値スペックがすべてではないが、スピーカだけでなくアンプでも海外に差をつけられているような印象を受けた。アメリカのメーカができことが、何故日本のメーカでできないのだろうか？ KAV400xは、PM14SAと比較し入力端子がバランス１、非バランス４で数が少ない。端子を有効に活用する為に今回初めてCDプレイヤー（マランツ SA14SA2）との接続にバランスケーブルを使用した。しかしマランツのCDPとKrellのAMPではホットとコールドの端子が違っているので要注意だ。 マランツ： １ GND ２ コールド ３ ホット Krell ： １ GND ２ ホット ３ コールド Krellの配置が国際的に統一された規格のようだ。日本のメーカはマランツと同じ配置を使っている。私の場合はXLRコネクタを分解して接続を変更できるアキュフェーズのバランスケーブル（LC-10A）を購入し、自分で半田付けを変更して使った。バランスの方が音が良いと思うが、残念なことにGainが６ｄｂ異なるため厳密な比較試聴ができなかったのでコメントができない。 さらに、このアンプは、フォノアンプを持っていないので、OnkyoのUSBオーディオアダプタのSE-U33GXをフォノアンプ代わりに購入使用することにした。SE-U33GXについては、別の機会に紹介したいと思う。 ２ChのKrellサイトでは悪く書き込まれているレスが多く見かけるが、そんなことはないことをここに言っておきたい。 |
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