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ラボ018：Dali MS04の特性 我が家のスピーカを買い換えた。B&W　CDM7は悪いスピーカではないのだが、どうしてもコーラスのソプラノが高く伸びるところで私には耳に障ることがあり、色々と小さな変更をしてきたがどうも満足できなかったので、思い切ってスピーカをＤaliのユーフォニアMS04に変更した。 Ｄａｌｉはデンマークのスピーカメーカで、私もつい最近まで知らなかった。デンマークは木工では有名で、Ｂ＆Ｗのスピーカの箱はデンマークから調達していると聞いたことがある。 Ｄａｌｉに出会ったのはヤマギワ電気でＭＳ０５を鳴らしているのを聞いた時である。柔らかい音なのに音空間が広く聞こえ且つ細部までよく聞き取れる初めて経験した音であった。 柔らかい音を聞かせるスピーカは音空間の細かいところの表現が足らないし、細部まで描き出すスピーカ（Ｂ＆Ｗはこのタイプ）はソースによっては聞き疲れがすることがある。 MS05はかなり高価なスピーカなのでDaliのファミリーでよいものがないか探すことにした。 新宿のダイナミックオーディオにDaliのスピーカが色々置いてあったのでそこで選ぶことにした。 ユーフォニアMS04、ロイヤルタワー、グランドディーバを聞き比べた。ソプラノの音の透明感はMS04だけに満足できて、他はもう一歩及ばない。ユーフォニアにはソフトドームツイータにリボンツイータが追加されているからなのだろう。 AudioFanにソフトドームツイータは柔らかい音を聞かせるがダルに聞こえ、ハードドームツイータ（B&Wが有名）はダルではないが音がどうしても硬くなると書いていた人がいたが、なるほどと納得した。 HiFiでないと敬遠される方も多いかもしれないが、心地よく音楽を聴かせてくれるスピーカである。音にこだわりのない私の家族も同じく感想を持ってくれた。 以前、CDM７を使った部屋の音響特性を乗せたが、MS04も載せておく。当然測定条件は考えられる範囲で同じにしてある。 B&WのCDM7とDali MS04の高音域の特性の違いがわかるように周波数をリニアにした両方のグラフを載せておく。 B&W　CDM7 Dali　Euphonia　MS04 Leftチャンネルのデータである。聴感とどんな相関があるのかは不明であるが、１０Khzの近辺の落ち込みに大きな違いが見られる。
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